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| サークル名 | |
| 作家 | 弓削桐子 |
| ジャンル/ サブジャンル |
|
| カップリング | |
| メインキャラ | 煉獄杏寿郎 竈門炭治郎 |
| 発行日 | 2021/05/30 |
| 種別/サイズ | 同人誌 - 小説/ Ａ５ 100p |
| 初出イベント | 2021/05/30 超日輪鬼譚 2021 |
コメント
無限列車の任務後に杏寿郎が生還してなお、父・槇寿郎の心は変わらず、煉獄家はその歪さを深めていた。しかし竈門炭治郎というたったひとりの少年によって、煉獄家は明るさを取り戻していく。そのまばゆさは、煉獄家にとって次第に欠かせないものとなっていき――――。
商品紹介
―――見てはなりませぬ。
頭ではそう理解っていると云うのに、子どもの愚かな眼は不知不識しらずしらず、
赤銅色のなよやかな裸体を追っていた。
部屋の中には方々に寝巻や帯のむくろが打ち捨てられ、畳から壁から、
何から何までがじっとりと湿った重い匂いに包まれている。
掛布団は部屋の隅にまで乱れ寄せられ、
布団の中央にはふたつの肉体が輪郭まで溶け合うように絡み合っていた。
凶器のように膨れ上がった屹立を媚穴へ
膝を立てた状態で抽挿しているのは、子どもの実の兄である。
そして、四肢の自由も利かぬまま交接されているのは、
子どもが慕ってやまない、あの少年だ。
―――なんと、美しいのでしょう。ほう、と子どもは溜息をこぼした。
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(収録作品『落日』より一部抜粋）
大正軸・生存IF設定でお届けする今作は、
無限列車任務後の煉獄家と炭治郎の物語を綴った1冊。
サークル【D.D.D.】が贈る“超日輪鬼譚 2021”新刊、
[鬼滅の刃]煉炭小説本『落日』がとらのあなに登場です。
炭治郎のまばゆさに救われ、次第に彼の存在が欠かせなくなる煉獄家、
炭治郎に熱心に愛を注ぐ杏寿郎、
杏寿郎と炭治郎の関係を歪な形で支えようとする千寿郎や槇寿郎など、
煉獄家と炭治郎を取り巻く環境が濃密に綴られた1冊となっております。
それぞれの感情が絡み合いながら展開されていく、
読み応えのある濃厚な物語を是非お手元にてお楽しみくださいませ！