![ないしょにするからまもらせて [３号棟(シマアジ)] ワールドトリガー](https://ecdnimg.toranoana.jp/ec/img/04/0030/50/78/040030507862-1p.jpg)
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二宮隊１７歳、お互いを守りたかった２人のおはなし。ボーイミーツガールのラブコメ。
商品紹介
サークル【3号棟】が贈る“吾が手に引き金を9”新刊『ないしょにするからまもらせて』が登場。
――彼女の声が好きだった。
すとんと落ち着く、透き通った、決して掠れない声。
たとえばランク戦をしている時。「辻くん」「行くよ」、と、
インカム越しに彼女の声に合わせて見事身体が動いた瞬間、
例えるなら、そう。
氷見はオペレータールームにいるはずなのに、自分の背中にぴたりとくっついてそちらの方向をすっと指差しているみたいな。
安心感にも近い感覚があった。異性が苦手な辻だけれど、チームメイトの彼女とは他よりも少しだけ近い距離で過ごしてきた。
――彼女の声が好きだった。
彼女の声があれば何でもできると思っていた。守れると思っていた。
本作は二宮隊17歳、お互いを守りたかった辻くんと氷見さんのお話。
チームメイトで友達で、恋人なんて大層なものじゃないけれど、一緒にいられた時間は宝物だった。
シマアジ先生が描くボーイミーツガール、最後までじっくりと読んで頂きたい一冊。どうぞお見逃しなく！