- 1,572円(税込)
- 通販ポイント:14pt獲得
╳
:在庫なし
おまとめ目安と発送目安
毎度便
未定から
5日以内に発送
定期便(週1)
未定から
10日以内に発送
定期便(月2)
未定から
14日以内に発送
コメント
赤い柘榴から連想された全4話の連作小説。ぐずぐずに熟れた果肉のような互いの傷に触れ、龍の力と命の循環について真剣に考えるキジャが出した結論と、ジェハが願うこととは。ほんの少しだけ血肉を食べるような描写があります。
商品紹介
(2023年3月・4月新刊小説キャンペーン / サークル様PR)
龍の宿命に翻弄されるふたりの龍の物語の〝柘榴〟をテーマとした四連作。
時に酷い怪我をし、重い病に倒れながらも、本当は互いに強く想い合い、ともに自分自身のことよりも傷付いて欲しくない相手のことを真剣に祈るふたりの願いが交差する先にあるものとは。
『愛屋及烏』
キジャを庇って毒のある蛇に咬まれたジェハと、そんなジェハを蝕む毒を肉ごと喰らってでも吸い出そうと必死に縋るキジャとの話。
『昼想夜夢』
病にうなされ、代々の龍にまつわる酷い悪夢を見たキジャがジェハへと嘆願したこと。それは、いつかこの命が尽きるときには自分の命と力とを継いで欲しいなどという、苦い夢の話をなぞるとても残酷な願い。
『依依恋恋』
すっかり元気になったキジャとともに街の市へと繰り出すジェハ。自分を看病してくれたジェハにお礼がしたいと奮起するキジャにジェハが望んだのは、そんなキジャの白い耳に紅い果実のような耳飾りを飾るということ。
『伽藍の祈り』
緋龍の城で暮らす日々の内、いつしか変わらぬまでも互いに深い思慕を寄せるようになっていたジェハとキジャはある夜一線を越える。その後、キジャは龍の命にまつわる里の秘伝を求めて白龍の里へ。